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Domaine Chaud Vineyards

2009年から始まっているドメーヌショオの畑
2014年現在 ドメーヌ周辺に5枚の畑があり、それぞれに畑名をつけています。
ワインは全て畑の名でリリースされます。
ここ角田浜の地は海岸沿いのおおよそ砂浜環境で
極めて水はけのよい砂地と常に吹き抜ける海風が気持ちのいい環境です。

畑で大事にしていることは1つだけです。

〜畑にいる生物相を豊かにすること〜

何のために?
〜その畑にいた野生酵母やその他の微生物と共にブドウをワインにかえていきたい〜

そのために
〜畑という、ある程度の閉鎖的な空間での循環型生態系を造ることに注力しています〜

ひとつ「無除草剤」
砂地の地表5センチを大切に土造りをしています。頻繁に草刈りをして、草の根をしっかり表層に残しています。地表数センチの刈りこまれた草の層にカビや虫が住み、生物の多様性が広がることを期待しています。そこから菌も増えて、刈った草や落ち葉、小さな生物の死骸などを土にかえします。砂地は水を早く地下へ流します。地表で出来た要素は水はけの悪い土と違い、すぐに水と一緒に地下へと浸みていきます。表層に張り巡らされた雑草の根を避けて、ブドウの根は下の方でその要素を吸収出来ると考えられます。

ふたつ「減農薬」
こうして土を育て、畑という環境にいる生物相を豊かにして、ブドウにつく微生物の種類と量を増やす努力をしています。決して農薬を敵視してはいませんが、どうしても大量に撒くと、生息する微生物の種類と量に偏りが生じてしまいます。そこで出来るだけ使わないようにいろいろと手間のかかる作業をしています。それでも病気が大量発生した場合ですが、ブドウについてる微生物の種類はほぼ1種類となるので、これでは本末転倒です。ちゃんと農薬で抑えることが大切です。少しくらいの病気なら? う〜ん。ある意味、微生物の多様性ということで、うちではOKです(汗)

みっつ「減肥料」
この環境で出来るだけ循環できるようにしているので、基本的にほとんど施肥しません。ただ、この地の極相は砂浜です。何もしないと砂浜に戻ります。そこで、年間、いや5年ほどの期間でのサイクルのどのタイミングに人の手を入れてやればちゃんと回るのかを考えて作業しているつもりです。
そして、僕らはブドウをこの畑から成果物として頂いていきます。必ずその分、畑に要素が足りなくなります。その分だけ返せるよういつも考えることにしています。

#1:水の綾

栽培品種
カベルネ・ソーヴィニヨン
シャルドネ

2009年


〜静まりかえった水面に風がでて、小さな波紋が生じる〜 ことの始りを意味します。 最初の畑にこの名をつけました。 何もないところからのスタートでした。荒れ地の草を刈り、耕し、畑を造りました。そこに、シャルドネとカベルネソーヴィニヨンを夫婦2人で必死に植えました。ワイナリーはいつ建つのか分からないけれども、きっと建つ!と信じて。 静まりかえった水面に波が生じた瞬間です。この始まりの畑に「水の綾」と名付けました。



#2:箱庭

栽培品種
カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・フラン
プティヴェルド
メルロ


2012年


ワイナリー前の畑 狭い畑ですが、4品種がバラバラに植わっています。所謂、混植です。狭い中に、いろいろな要素を配置して美しい空間を造る箱庭のような畑をイメージしてこの名をつけました。収穫は同時期に行い、混醸造する予定です。毎年品種比率が変わりそうですね。ワインを飲んだお客様に今年の優勢品種をご想像いただこうかと思っています☆楽しみな畑です。




#3:山笑

栽培品種
シラー

2013年


山笑は春の季語です。この畑にいると本当に角田山が緑に萌えて見えます。
山が笑っているようです。こっちまで笑いたくなります。昔の人は上手いこと言うなと思いました。この辺りでは初の品種です。重くて辛くて渋いシラーは目指しません。旨味のある穏やかで綺麗なワインを造るつもりです。



#4:雲見

栽培品種
ピノ・ノワール

2013年


雲見は昔の遊びだったそうです。二度と同じ形の無い雲を見て、いろいろな想像をして遊んでいたそうです。この畑はこの辺りで一番高い位置にあり雲が本当に近く見えます。南東向きの斜面で日光を遮るものが無く海風が気持ちよく吹きぬけます。この最高の畑にピノ・ノワールを植えました!毎年、二度と同じ形は無いワインが出来てくるかも!?


#5:風薫

栽培品種
カベルネ・ソーヴィニヨン

2013年


初夏、風が若葉の上を渡ってさわやかに吹くことの意味で、夏の季語です。この畑は一番風が強いです。常に強風が吹き抜けています。初夏、湿度が上がり、いろいろな香りが風にまじって吹いていきます。夏の到来はこの畑にいるときに一番感じます。そんな畑にカベルネ・ソーヴィニヨンを植えました。水の綾のカベルネとどのような違いが生まれるでしょうか。楽しみです。



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ドメーヌ ショウ
ドメーヌ・ショオ
〒953-0011
新潟市西蒲区角田浜1700-1
Tel: 0256-70-2266
FAX: 0256-70-2277

e-mail
kobayashiwinery@niigata.email.ne.jp

営業時間
平日:11:00-16:00
土日祝祭日:11:00-16:00
定休日:火・水・木&不定休